【旧劇解説その１】『シト新生』はどんな映画？劇場版第1作目の構成と「DEATH (TRUE)²」の中身を整理

エヴァンゲリオン30周年リバイバル上映「月1エヴァ」のスタートを飾った作品の一つが、劇場版第1作目となる『新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生』です。

しかし、この作品はTVシリーズの総集編と新作パートの二部構成となっており、「どこからどこまでが新作なの？」「結局何が起きたの？」と混乱する方が少なくありません。

本記事では、難解な『シト新生』の構成を分かりやすく解説し、作品の役割を整理します。

『シト新生』は、1997年に公開された、エヴァ劇場版の第1作目です。この映画は、大きく分けて二部構成になっています。

部門名	内容	目的
DEATH (TRUE)²	TVシリーズ第壱話〜第弐拾肆話までの総集編。主要な使徒との戦闘やキャラクターの過去を、時系列を再構築し、新規カットを加えてまとめたもの。	TVシリーズの複雑な流れを整理し、続編（REBIRTH）へ向けて物語の前提を再確認する。
REBIRTH	完全新作の約26分間。TVシリーズの最終2話に代わる、新しい結末への導入として描かれたエピソード。	新劇場版の物語の序盤を描き、その後の展開を予告する。

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💡 ポイント：「DEATH (TRUE)²」とは？初回公開版のDEATHに、細かなカット追加や修正を加えたバージョンです。今回のリバイバル上映では、このバージョンが採用されています。

約1時間半を占めるこの総集編は、単なるダイジェストではなく、劇場版独自の視点でエヴァの物語を再構成しています。

TVシリーズでは断片的だった、各キャラクターの過去や心理が整理されています。

物語の重要な節目となった使徒との戦いが、新規カットや洗練された編集で再提示されます。特に、エヴァと使徒の戦闘シーンの迫力が増しています。

総集編の間に挟まれる「弦楽四重奏」のシーンは、物語の核心とは直接関係ありませんが、キャラクター同士の関係性を静かに示唆する重要な役割を果たしています。

この「REBIRTH」編（再生）は、TVシリーズ最終話の直前に当たる、まったく新しい展開です。しかし、実は尺の都合で途中で制作が中断されており、その続きこそが次作の『Air／まごころを、君に』へと繋がります。

⚠️ 注意点この「REBIRTH」パートは、文字通り『Air／まごころを、君に』の冒頭約26分と同じ内容です。映画の公開事情により、当初はこの部分までしか間に合わなかったため、劇場で公開されました。

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生』は、エヴァの物語を再整理し、TVシリーズでは描かれなかった「人類補完計画の実行段階」という、新たな物語の扉を開いた作品です。

総集編で物語の基盤を再確認し、短い新作パートでその後の絶望的な展開を予告しました。

『シト新生』の「REBIRTH」で始まった物語は、劇場版の真の完結編である『新世紀エヴァンゲリオン Air／まごころを、君に』で完結します。

NERV本部を襲う戦自の攻撃、アスカの最期の戦い、そして人類補完計画の衝撃的な全貌は、すべて次の作品で明らかになります。

「REBIRTH」の続き、そして人類の運命がどうなるのか知りたい方は、ぜひ次のブログ記事をご覧ください！

🎬 続きはこちら！難解な真の結末を徹底解説 [💡【旧劇を解説】難解な『Air／まごころを、君に』のストーリーを徹底整理！何が起きたか？誰がどうなった？]（https://image-blog.com/?p=25）